大切な友人との出会い
看護学生になり、寮生活を始め、約2年を過ごしました。(3年目には、集団生活にギブアップし、アパート暮らししましたが)
その時にできた友人には、何でも話せる関係を築くことができました。衣食住をすべて一緒に過ごしてきた、本当に家族同様の生活でした。
高校生までは、自分の家の家庭事情も誰にも話せなかった。なんともいえない師弟関係のような私と母親との関係も含め。
実家は、3世代で住んでおり、母と祖母との関係など、どこかギスギスした関係に子供ながらにも居心地の悪さを感じていましたが、そんなことも人に話すことは恥ずかしいことと思って生きて来ました。
そんな、隠しておきたいような家の内情を初めて話せる友達ができた。今でもその関係は続いており、1番仲良くさせてもらっている。もう20年の関係になりますが、ずっとよい距離感で過ごさせてもらっており、大きな喧嘩もしたことはない。
そんな彼女に相談させてもらうこともありますが、私の領域にも入り込み過ぎずの距離を保ってくれています。
心友と出会えたことは私の人生において本当にラッキーな出来事だったと思っています。
看護師という職業柄、よく相談されることがある
私は、看護師という職業柄、人の話しを聞いたり、共感したり、今こんな言葉を言ってもらいたいのかな、という相手のことを考えることが得意だと思っています。(自画自賛のようですが)
しかし、これは良い面も悪い面もあり、相手の感情を引きづってしまい自分までも、どんどんしんどくなってしまう傾向にあります。
やはり、相手の領域に踏み込み過ぎてはいけないのだなと感じます。
昔の自分であれば、こうしたらベストだと思うよ!ということを全力で勧めて来ましたが、今の考え方は変わって来ました。
その人が乗り越えなければならない壁であったり、試練の機会を奪ってしまってはいけない。
俗に言う依存しすぎない関係を作る上でも、家族においても一線を引いて接して、相手を所有物のように感じないことが大切だと思います。
誰かの人生を背負い過ぎて、しんどくない生き方をしていたい。
まだ小さい娘との関係も含め、気を付けて育てていきたいです。